◯音のマンションの付近

音「あ、あそこが私のマンションなので……。
送ってくれてありがとうございます。」


雅之「あ、もう着いちゃったんだ…。
こちらこそ話を聞いてくれてありがとうございました。
今後どうなるか分からないけど、MITSUKIの事をこれからもぜひお願いします。」

雅之は深々と頭を下げる

音「もちろんです。じゃあ‥……お休みなさい。」


雅之「お休みなさい。」

雅之は音がマンションの中に入るのを見届けてから、帰路へとついた。 


◯音の部屋の中


音「はあぁぁぁぁぁぁーー」


音は部屋の中に入ると、座り込んで大きな溜息をつく

音(なんか………まだ頭の整理ができない………

あれは本当に現実だったのかな?
スーパーに来ていた推しのソックリさんは本当に推しで、しかも双子が交替でやっていて、その理由もすごく深刻な話で……

私…MITSUKIと話してたんだ………
あのMITSUKIが音って呼んでた……………

光之さんがMITSUKIのベースだとしても、ライブで見てたのは雅之さんだったわけで…)


音「……私、明日で死ぬのかな…?」


音はその夜、なかなか眠ることができなかった