それから、また、一週間ほど、連絡も取れず、学校にもこなかった。


俺の親父にも、聞いてみたけど、本家の方にこもりっきりで、忙しいんだとか。


一週間経った。俺でもわかるぐらい、ピリピリしてて、イライラしてて。んなことしてたら、


ガチャッ

凪「誰だ。」 

今、イライラしてんの。

紬「うっわぁー。噂通りひっどぉい。」

凪「は?紬?」

え?

紬「うん。」

バサッ 白いフードが外れると、

凪「は?あれ?紬?」

紬「うん。ごめんね?」

凪「何があったの?」


紬「本当はあと1時間早く着く予定だったんだけど、凪ママに捕まってさぁ、黒じゃなくて、白にしな!

って言われて捕まって、で、まぁ、本家いたんで、

単車またがったら、こらって、みんなに止められて、昼間から、堂々と乗らない‼︎

って怒られて、車で送ってもらって、今。

んでもって、
本当はこの前みたいに、完全に隠れて、正面突破より、屋上とかに登って、ピッキングして入ろっかなー

って思ってたら、たまったま、下っ端さんたちいて、どーぞーって。

計画壊された〜。んで、今。」


凪「はぁ…」

紬「ごめん。連絡も入れてなかったしね。」

凪「また、海外行ったかと思って、もぅ。」

紬「ごめんー大丈夫だよー!」

凪「お前の大丈夫は、信用ない。

しかも、ちょっと痩せた。

それに、クマあるし、寝不足‼︎何?こもって何してたの?」


紬「あー、えと。すごい、いいにくい。」

凪「はぁ?そっち関連?」

紬「あぁ。」

千颯「早く言え。」

紬「多分ほんっとに、最初から話す必要あるよ?聞きたくないとおも、」  旭「えー!出逢い⁈どこでー?」

凪・紬「「はぁ…いたわ。」」

紬「まぁ、いいんじゃない?凪まだ言ってなかったの?」

凪「まぁな。

じゃあ、俺が知ってることから話すわ。

んーと、まず、簡単にいうとうちらは幼馴染。
生まれた時から一緒。

んでもって母親同士は昔っからの友達で、俺の親父と、紬の親父さんは兄弟。

で、立場的にいうと、紬の親父さんの方が兄なの。だから、一応は目上ね。

で、俺らは、偽名じゃないけど、本当は苗字が一緒。俺は月城。紬は天沢。

両方とも母親方の旧名。親父らの苗字は、城田。
お馴染みの城田組ね。で、俺らは城田組の人間。


紬が、海外に行った理由は、紬の方が英語とか喋れて、経済学勉強しに、行ったわけ。
俺が知ってるのはそれくらい。」


紬「あと、あれは?

ママたちの面白み半分で、結婚届あと出すだけだよね?」

凪「そういえば、そう。」

旭「えぇー!じゃあ、俺と、紬ちゃんがくっつく可能性は?」

紬「限りなくない。ってか無理。」

ガーンってしょぼくれる旭。おもしれー