ガチャッ


凪「はぁ…」

紬、やっぱりきたか。

だから、連れてきたくなかったのに。

野郎どもが、紬見るなんてほんっとに許せない。

ってか、あいつ…ほんっとに、心臓に悪い。

夜中に女が単車回さないで欲しい。

ってか、あいつ一回バイクで転けてるよな?

なんて思い始めたら身体中の血がさーって引いて言って…

終わった。早く帰らないと。


千颯「あの女…」

伊織「あの子、紬っていうのー?」

旭「めっちゃ可愛いやん。凪、いつ捕まえたん?この辺じゃあ、見ない子だけど。」


はぁ…興味持たないで欲しい。俺の紬が。


旭「なんか言ったらどうなんや?」

凪「はぁ…俺の。触んな。…」

千颯「凪のだから、取らないで?ってか?」

あたりめぇだ

凪「…」

旭「おい、凪。あんな、可愛い子、どこで捕まえたん?そりゃあ、他の女は目に映らない訳だ。」

凪「俺の。」

旭「俺のー?」

凪「彼女。」

旭「彼女? はー?か、か、彼女⁉︎」

凪「多分。俺、紬心配だから、帰るわ。」

伊織「またねー!」

千颯「またねー、じゃねぇよ。マイペース伊織‼︎」

俺の気持ちにもなってほしいよな。紬さーん。




バタンッ