校門で、雫と会ったからそのまま、クラス名簿を見に行った

ハッとした…

小学の時引っ越したはずの女の子の名前があった


〈 如月 遥華 〉


同姓同名なだけかも知れないしなー

と、軽く流した

「 ぼーっとしてどうしたの…? 」

「 うんん、なんでもない… 。それより、同じクラスだね! 」

「 うん! めっちゃうれしー!! 」

雫はなんて陽気なんだ

緊張すらしていない

私は、こんなに不安でいっぱいなのに

「 みんなと仲良くできるかな… 」

小さく呟いた

「 私、もう友達3人できたよ? 」

ん?今なんて言った…?

友達…できた?

「 えー!? 」

動揺しすぎて、大きい声が出てしまった

「 声、そんな大きかったっけ? 」

雫にもびっくりされるほどだったようだ