「翔琉……」
「……っ! ごめん、意外すぎて」
すごく動揺している翔琉。
そ、そんなに意外だったかな?
「翔琉の彼女になりたい……」
「お、おう」
「?!」
「俺も……ずっと美奈のこと好きだった」
え……そうだったんだ……っ!
すごく、嬉しい……っ!!
嬉しさが止まらなくて、顔のゆるゆるを抑えるのに必死だ。
「なにそれ、めっちゃ嬉しそうじゃん」
「ん、バレないようにしてたのにっ」
「………かわいい、よ」
「………!? 恥ずい……」
かわいいとか言われたら、ドキドキしちゃうよっ!!
「俺ら、今日からカップルってこと?」
そう言って、カレンダーを確認した翔琉。
「でも、もうすぐ日付変わるね」
「そうだな、じゃあ、記念日は4月1日……って、エイプリルフールじゃねぇか!」
「そうだね!」
「え、まさか……嘘だったり…?」
「しないよ!!」
「それも嘘だったり?」
「ないってば!!」
私が怒ると、翔琉はいたずらっ子のように微笑んだ。
「美奈、俺のこと好き?」
「うわ、だるっ……キライだよ」
「俺もキライ〜」
そう言って顔を見合わせ、2人で笑った。
エイプリルフールは、2人の最高の記念日になった。
END

