今日は、朝から調子が悪かった。
頭は痛く、喉も痛い。
極めつけは、酷い倦怠感。
少し動くだけでものすごい吐き気がする頭を、やっとのことで動かして、ナースコールを見つめる。
《少しでも自分の体に異変を感じたら、すぐにナースコール押してね?》
入院当初に言われた言葉。
私はナースコールから目を離すと、もう一度眠りについた。
☆ ☆ ☆
……っ、すっかり遅くなっちゃったな。
せっかくの休日だと言うのに、人手が足りないからと、バイト先の店長に呼び出され、現在時刻午後四時三十分。
優奈は今、寝ているだろうか?
「優奈、入るよ?」
ドアをノックしても返事がなく、俺はそーっとドアを開けて病室に入る。
優奈はベッドで布団にくるまっていて、呼吸に合わせて布団が少し動いている。
やっぱり寝てる、か……。
手土産で持ってきたお菓子を来客者用の机に並べて、ベッドのそばにあった椅子に座る。
大学の課題は無いし、曲の納期も終わった。
することがなくて何となく布団の動きを見つめていると、動きがどんどん早くなっていることに気がついた。
「……優奈?大丈夫?」
「……っ、う……はぁっ……」
頭は痛く、喉も痛い。
極めつけは、酷い倦怠感。
少し動くだけでものすごい吐き気がする頭を、やっとのことで動かして、ナースコールを見つめる。
《少しでも自分の体に異変を感じたら、すぐにナースコール押してね?》
入院当初に言われた言葉。
私はナースコールから目を離すと、もう一度眠りについた。
☆ ☆ ☆
……っ、すっかり遅くなっちゃったな。
せっかくの休日だと言うのに、人手が足りないからと、バイト先の店長に呼び出され、現在時刻午後四時三十分。
優奈は今、寝ているだろうか?
「優奈、入るよ?」
ドアをノックしても返事がなく、俺はそーっとドアを開けて病室に入る。
優奈はベッドで布団にくるまっていて、呼吸に合わせて布団が少し動いている。
やっぱり寝てる、か……。
手土産で持ってきたお菓子を来客者用の机に並べて、ベッドのそばにあった椅子に座る。
大学の課題は無いし、曲の納期も終わった。
することがなくて何となく布団の動きを見つめていると、動きがどんどん早くなっていることに気がついた。
「……優奈?大丈夫?」
「……っ、う……はぁっ……」



