小さいけれど確かな動きを感じて、

顔を上げる。

そこには……。

「……じゅん?あれ……?今日って

休日……?」

寝起きのように眠たそうに目を擦りながら、

こちらを見ている姿があった。

「優奈……っ」

反射的に抱きしめていた。

よかった……っ、よかったっ!

「え、え?じゅ、潤……?大丈夫?」

「ばか……」

「えっ?ど、どうしてっ?」