あれから一週間、俺は毎日大学を休んで
優奈の病室に入り浸った。
いつものように、目を細めて笑って
くれるが居ない。
それはたまらなく怖く、恐ろしいのだと、
身をしみて実感した。
「お願いだから、優奈……まだ、いかないで」
まだ、君に聞かせてあげたい曲があるんだ。
だから、まだ……。
……っ。
い、ま……。
優奈の真っ白な手を握っていた手に、
優奈の病室に入り浸った。
いつものように、目を細めて笑って
くれるが居ない。
それはたまらなく怖く、恐ろしいのだと、
身をしみて実感した。
「お願いだから、優奈……まだ、いかないで」
まだ、君に聞かせてあげたい曲があるんだ。
だから、まだ……。
……っ。
い、ま……。
優奈の真っ白な手を握っていた手に、