俺はそんな優奈を元気づけたくて、昔から好きだった曲作りで、優奈に向けての曲を作ったり、優奈が好きな曲や自分で作った曲を披露した。

そんな中、優奈にミュージシャンを目指してみたらと提案され、流されるままSNSに楽曲を投稿。

すると、みるみる注目されるようになり、今では有名なアイドルに楽曲提供したり、ヒット曲を生み出したりと、世界中で活躍している。

それでも、どれだけ有名になっても優奈に楽しんで欲しい、喜んで欲しいという気持ちは変わらないから、今でも優奈に送るため”だけ”の歌を作っている。

この曲もそうだ。

それは、何があっても世間に公表することは無い。

優奈以外にこの曲を知って欲しくない。

優奈だけが知っていれば、それでいい。