「ちょ、お前ら邪魔、かれーん」



私の名前が呼ばれビクッとする。


だって、女の子たち、またかよみたいな目でこちらを見てくるから。


でも、そんなのお構い無しに、近づいてくる、黒王子こと、廉くん。



「今日俺ちゃんと起きた。8時に。」



8時ってもう近くギリギリじゃん、



「だから眠い、膝貸せ。」



私のいいよなんて答え待たずに、
クラスにひとつはあるソファーで、私を連れて、私を座らせ、膝で寝始めた、廉くん。