一瞬、誰の声って思うほどガシガシで低かったので、彼だとわかった時は驚いた。
「怪我、ないですか」
私はもう放心状態。
イケメンなのに声が悲惨なことになっている。
驚いて出た言葉は「風邪引いてます?」だった。
失礼なことを言ってしまったと思ったが遅かった。
「そうだね」
彼はまたガシガシの声で言った。
聞いておいて『そうですか』で終わらすのは違うと思いしばらく考えた末に、私はブレザーのポケットから飴を取り出した。
「さっきのお礼です」
そう言って渡すと、彼は微笑んで受け取ってくれた。
緑の袋にいくつもの葉の絵が書いてあって少しおばあちゃんっぽいが、触れられなくてよかったとホッとする。
「怪我、ないですか」
私はもう放心状態。
イケメンなのに声が悲惨なことになっている。
驚いて出た言葉は「風邪引いてます?」だった。
失礼なことを言ってしまったと思ったが遅かった。
「そうだね」
彼はまたガシガシの声で言った。
聞いておいて『そうですか』で終わらすのは違うと思いしばらく考えた末に、私はブレザーのポケットから飴を取り出した。
「さっきのお礼です」
そう言って渡すと、彼は微笑んで受け取ってくれた。
緑の袋にいくつもの葉の絵が書いてあって少しおばあちゃんっぽいが、触れられなくてよかったとホッとする。



