「うん、大丈夫。心配かけてごめんね。」
「無理すんなよ。何かあったら言えよ。」
有村くんはポンと背中を叩いて、スタッフさんの方へ歩いて行った。
1人になると急に涙が溢れてきて、私は陰に移動して涙が収まるのを待った。
落ち着き、撮影の様子を眺める。
何パターンかで撮影をし、ポスター撮影に移る。
三枝さんに呼ばれたので近くへ行く。
「七瀬さん、どのパターンがいいと思いますか?」
いくつかの案が書かれた資料を見る。
「今回のコンセプトから考えると、2か3の案が良さそうですね。」
「じゃあその方向で調整します。」
「よろしくお願いいたします。」
ポスター撮影も無事に終盤を迎える。
「―――本日の撮影は以上になります!お疲れさまでした!」

