人だかりの中にいたのは、涼太くんだった。
「芽依、今日は違うところ行こ?」
「え…。」
有村くんと隆也さんも、しまったという顔。
あぁ、きっと2人は背が高いから、さっきの時点でわかってたんだ。
だから急にコンビニって言ってくれたんだね。
「大丈夫だよ。もうあっち行ったみたいだし。」
「芽依…。」
「ほんとに私は大丈夫。ラーメン食べたいし。」
ラーメン屋に足を進める。みんなも、そこからは何も話さずついてきてくれた。
涼太くんが、こちらを見ていたことには気づかずに。
ラーメン屋に入ると、威勢のいい店員さんが出迎えてくれる。
「ねえ、おいしいって聞いてはいたけどこれ?」
隆也さんがゲッソリした顔で言う。

