再度スマホを耳に当てたが、その時にはもう通話は切れていて。
あれ、電波悪かったかな。
とりあえず、隆也さんの車から降りて再度お礼を言って見送る。
家までの数分間、涼太くんから電話がかかってくることはなかった。
またお仕事に戻ったのかな。
家についてからはお風呂に入り、まったりとした時間を過ごす。
その日もまた次の日も。涼太くんから連絡が来ることはなかった。
あれから数週間が経った。今日は仕事終わりに隆也さんと飲みにでも行かないかと誘われていた。
ちょうど今は閑散期だし、定時に上がれることも多いのでその誘いに乗ることにした。
もちろん、美沙と有村くんもいると思っていたのだけれど…。
待ち合わせ場所にいたのは隆也さん1人だった。
「あれ、2人は?」

