出会った彼は


買ってきたものを出して、軽くおつまみを作る。

美沙と手分けをして、すぐに何品か出来上がった。といっても、とても簡単な物ばかりだけど。


「「「「かんぱ~い!」」」」

みんなで乾杯をして、お酒を口に運ぶ。

「あ、七瀬。それ取って。」

「ん?どれ?」

有村くんにそれと言われたものを探すけど、どれだかわからない。


「これ?」

「そう。」

ティッシュを渡すと受け取る有村くん。


そんなやりとりを見ていた美沙が一言。

「ねえ、浩介さ。そろそろ七瀬って言うのやめたら?」

「え?」

驚いた様子で美沙を見る有村くん。

「だってさ。みんなこんなに仲いいのになんか距離感じる。この際だし、芽依も有村くんやめよ。」