「え…」
「ごめん涼太くん。涼太くんと連絡とらなかった期間、考えてたの。やっぱり私とは住む世界が違う。一緒に居たら、涼太くんの迷惑になる。」
「迷惑かどうかは俺が決める。」
「でも、涼太くんはファンの人を幸せにしなくちゃでしょ。こんなことでファンの人を悲しませるのって良くない。私も目が覚めたよ。」
「ちょっと待って。芽依ちゃん、俺はまだ芽依ちゃんのこと好きだよ。芽依ちゃんは違うの?」
「私は、アイドルの本郷涼太が好きな事に変わりないよ。」
その日初めて、涼太くんと目を合わせる。
「アイドル…?」
「これからもファンとして、涼太くんのことは誰よりも応援してる。」
「芽依ちゃん、俺は芽依ちゃんと一緒に居たい。芽依ちゃんのことが一番大切で、他に何もいらない。」
「涼太くんには、涼太くんと釣り合う素敵な人がいるよ。だから、私のことはもう忘れて。」
そう伝えて、私は席を立つ。
「さようなら、涼太くん。今までありがとう。」

