無意識にSNSを見て、涼太くんのことや彼女である私のことが書かれている投稿を見るたびに胸が痛む。
私のことが書かれていることよりも、涼太くんに対する冷たい言葉が胸に刺さる。
それはまるで、刃物で突き刺されたかのような痛みだった。
何を勘違いしていたのだろう。
私と涼太くんの住む世界はこんなにも違ったのに。
どうして一緒になれるなんて夢を見ていたのだろう。
私はそっと、スマホの電源を落とした。
涼太くんに対する誹謗中傷を見たくなかった。でも、その原因を作ったのは私なのに。
私は必要最低限の荷物をまとめて家を出た。
とりあえずで取ったホテルに着く。
楽しかった。1年という長いようでとても短い間だったけど、涼太くんと過ごした時間。
私が家を出る時、マスコミと思われる人が何人かいた。
そりゃあ、帰ってこられるはずもない。

