出会った彼は


「でもなんか、他の人は知らない秘密が出来て嬉しいかも。」


私がそう言うと涼太くんがじっと見つめてくる。

「どうしてこうも、かわいいことばっかり言うかな。」

「前から思ってたんだけどさ、涼太くんのかわいいのハードル低すぎない?」

「俺がかわいいと思ってるんだからいいの!」


さっきまで恥ずかしがって赤面していたかと思いきや、次は少しムキになった表情。

「ほんと、表情コロコロ変わるね。」

「芽依ちゃんがそうさせてるんでしょ。」


ぐっと腕を引かれ、涼太くんの胸の中にすっぽりと埋まる。

そのまま涼太くんの腕は私の背中に手を回す。

「でも本当に。芽依ちゃんが来てくれてよかったって思ってるよ。」


次は優しい声。

もう、感情一体どうなってるんだ。

と思いつつも、私も嬉しくて顔がほころぶ。

しばらくそのままでいたけれど、気づけばテレビは終わっていて。


お腹が空いたねと2人でごはんを作って食べた。