出会った彼は


『―――どんな猫ちゃんなんですか?』

『強いて言えば色白ちゃんですかね。あとたまに甘えてくるのがかわいいです。』


チャンネルを変えてしまったせいで途中からになってしまったが、テレビのMCの人が聞いたことに涼太くんが返す。



「芽依ちゃん、やめよ。これは見なくていいから。」

「なんでよ。ていうか猫?」

「いや…。その…。」

「猫なんて飼ってないじゃん。え、もしかして家もう一つあったりするの?」


私が真剣な顔をして言うもんだから、涼太くんはうなだれる。

「違うよ…。家はここしかない。」

「え、でも猫って…。あれ?」


前にメンバーが来てみんなで話していた時。猫の話になった気がする。

その時に確か、私が猫みたいだって言われて…。


「ね、猫って…私?」

涼太くんはクッションに顔を埋めて話さなくなってしまった。