出会った彼は


ちょうど、朝日が見え始めたころだった。


「綺麗…。」

砂浜に2人で腰掛ける。


朝日が綺麗で、まぶしい。

「芽依ちゃんとこうやって海に並んで座るとさ、思い出すね。」

「思い出す?」

「うん。芽依ちゃんと初めてデートした日の事。」

「あの日も海だったね。あの時は夕日だったね。」


懐かしいな。あの日からもう1年が経っているなんて。

見つめ合うと、綺麗な顔が近づいて柔らかな唇が触れる。


「あの時はキスできなかった。」

「涼太くん、仕事の電話来てたもんね。」

「覚えてるの?」