「あれ!この子!ほら!この間言った子に似てる!!!」
ひときわ大きな声で雅くんが話し出す。
「あー、この間バーで見かけたっていう可愛いって言ってた子?」
その声に反応したメンバーが次々に話し始める。
私はなんだか恥ずかしくなったのと、ここにいては撮影の邪魔になってしまうと思い隆也さんの腕を引いてそこから立ち去ろうとした。
だけど。
「ねえ君!○○ってバーに行ったことない?」
「こら雅!一般のお客さんにいきなりそんな風に聞いたら失礼だろ!」
メンバーのうちの1人が雅くんに話しかける。
「ごめんねいきなり。気にしないでね。」
私に話しかけてくれてるメンバー。リーダーの翔貴《しょうき》くんだ。
「あ、いえ。」
この間から私の人生はどうなっているわけ?
メンバーにまで話しかけられるなんて。人生が終了してしまう…。
「ねえねえ、行ったことある?」

