出会った彼は


「うーん、でもなんもなかった!」

「それは結果の話でしょ!連絡したのに全然つながらないし。」

「スマホ見てなかった。ごめんね?」


涼太くんを見つめながら謝ると、ギューッと抱きしめられる。

「もう俺いない時にこんななるまで飲まないで。」

「んー、がんばる」

「がんばるじゃなくて。心配するでしょ。」


真剣な表情で私に話してくれるけど、酔っぱらっている私にはその真剣さはあまり届かなくて。

「んー、りょーちゃんすき!」

ニコッと笑うと涼太くんは私をじっと見ている。

「りょーちゃん?めいはりょーちゃんとくっつきたいです。」

「ねえそれ本気?可愛すぎて無理。」


怒るのをあきらめた涼太くんは私を抱きしめる力を強める。

「好き。可愛すぎ。」


涼太くんのぬくもりに包まれると、ウトウトと眠くなる。