「え?」
突然の提案に驚いてしまう。
「一緒に住んだら、仕事遅く終わっても顔見れるし。帰りの時間とか気にせずにもっと長く一緒に居れる。」
冗談で言っているわけではないことは顔を見ればわかる。
「嬉しいけど。でも、周りの目とか気になったりしない?今は出る時とか入る時極力一緒にならないようにしてるけど、バレたりしたら迷惑かかっちゃうよ。」
「そうだよね。俺もそれは考えてた。リスクはある。でも、考えてくれないかな。」
「うん。少し時間欲しいな。」
もちろん私だって、涼太くんと一緒に暮らしたいと思う。
だけど、やっぱり人気な彼の迷惑になるようなことは避けたいと思ってしまう。
涼太くんも何も考えなしに言うような人ではないのはわかる。
「芽依ちゃん、そんな不安な顔しないで。芽依ちゃんが嫌がるようなことはしないから。」
「ありがとう。」
私を安心させるためにまた優しく抱きしめてくれた。
「今日は寝ようか。」

