出会った彼は


「昼間姉貴と連絡してたから、間違えて姉貴に送ってた…。」

スマホ画面を私に見せてくれる涼太くん。

「うっかりさんだね。」


笑うと少し項垂れる涼太くんが見える。

「マジごめん…。」

「いいよ。私もまだ仕事してるかと思って連絡しなかったの。」


話しながらリビングに入る。

「芽依ちゃん、ごはんまだだよね?」

「うん。まだだよ~」

「今ごはん頼んでるからもう少し待っててね。」

「用意してくれてたの?ありがとう。」


デリバリーで頼んでくれていたらしい。

「ごめんね、どっかごはん行けたら良かったんだけど。」

まだ申し訳なさそうにしている涼太くん。

「涼太くんとごはん食べられるだけで嬉しいから、どこでも何でもいいよ。」