出会った彼は


鍵を開けて、家の中に入る。

まだ涼太くんは帰ってきていないみたい。


ソファに座り、スマホをいじりながら涼太くんの帰りを待つ。

21:00を少し過ぎたころ、鍵が開く音が聞こえた。



玄関に向かうと焦った顔をした涼太くん。

「おかえり、涼太くん。」

「芽依ちゃん!ごめんね遅くなって。メッセージ返信ないから心配した…。」

「へ?メッセージ?」


メッセージなんて来てたっけ。スマホを確認してみるけど、やっぱり来ていない。

「涼太くん。メッセージ来てないよ?」

「え?」


驚いた顔をしながら涼太くんは自分のスマホを確認する。

「あ…。」

「どうしたの?」