出会った彼は


笑いながら涼太くんを見る。

「ほんと可愛すぎ…。俺も一緒に帰ろうかな…。」

「ダメだよ。みんな涼太くんのこと待ってるよ。」

「うう~、ぎゅってしたいチューしたい朝まで一緒に寝たい…。」

「またお仕事落ち着いたらね。これからまた忙しいんだよね?」


項垂れつつも頷いた涼太くん。

「お仕事がんばってね。身体壊さないようにね。」

少し話していると、タクシーが到着したので乗り込む。

「今日はありがとう。おやすみなさい。」

「うん、また連絡する。」


タクシーのドアが閉まり、静かに発進する。

家に着くまでの間、誕生日おめでとうと何件かメッセージが来ていた。


中には美沙や隆也さんからも。

ありがとうと返信していく。