出会った彼は


疲れているんだろうな。


綺麗な顔にかかった前髪に手を伸ばして触る。

あんまり涼太くんの髪の毛を触ることがないから少しドキドキ。


悪いことをしているような感覚になる。

ふわふわな髪の毛が気持ちよくて、しばらく触っていると


「ねえ、誘ってる?」

ゆっくりと綺麗な瞳が開いていく。


「起きてたの?」

咄嗟に手を引っ込める。

「んーん、今起きた。そしたら俺の髪の毛触ってニコニコしてる芽依ちゃんいたから可愛くて。」

気付かなかった。


すると次は私を抱き寄せてギューッとハグをする。

服も着ずに寝ていたことに気付き恥ずかしくなって俯く。


「あれ、何照れてる?かわい…。」