「こちら、同じデザインのメンズラインのものになります。」
そう言って、大まかなデザインが同じだけど少しシンプルな男性向けのピアスを見せてくれる。
「あ、これいい。俺も貰おうかな。」
「かしこまりました。」
そう言って、店員さんは梱包を始める。
「え、本当にいいの?」
焦って涼太くんに聞いてみるけど、そんな焦りはものともしないような笑顔を向けられる。
「俺も欲しいと思ったし、芽依ちゃんとおそろいのものできて嬉しい。」
「でも…。」
やっぱりいくらなんでも値段のことが気になって少し渋ってしまう。
「誕生日当日、仕事が入ってて祝えなさそうだからこれくらいはさせて。」
半ば押し切られるようにして、涼太くんはピアスをプレゼントしてくれた。

