「なあんでそんなこと言うの。アイドルじゃない俺を見てほしいっていったじゃん。」
「わかってるし、アイドルじゃない涼太くんを見てるよ。でもそりゃ驚きはするよ。」
「なんで?」
少しずつ目が覚めてきたのか、口調がはっきりしてきた様子。
「んー、だって今までアイドルの涼太くんしか知らなかったから。俳優業やってたりすると演技力やばいし、そりゃみんなびっくりもするよ。こんなに感情だだ洩れの人だなんて誰も思わないと思う。」
「え~、そう?」
涼太くん、今度は隆也さんに聞く。
「そうだな~、別に普通だと思ってたけど芽依ちゃんと話してるときはすごいかも。」
「俺ってそんなにわかりやすい?」
「うん、感情全部出てるよ。」
そういう隆也さんの言葉に顔を若干赤くする。
「だって、俺がどれだけ好きとか大事にしてるとか、伝わんなきゃ意味ねーし。」
照れ隠しなのか少しだけ語尾が乱暴になるところもかわいい。十分伝わっているのにな。

