出会った彼は


隆也さんの嬉しそうな顔に、私まで笑顔になる。


身を乗り出して話していたところを、いきなり後ろに引っ張られる。

びっくりして手を引かれた先を見ると


「涼太くん。起きたの?」

寝起きでまだぼーっとしている涼太くんがこっちを見ていた。


「ん…。芽依ちゃん横いないからびびった…。」
「ちゃんと手繋いでくっついててよ…。」


まだ眠そうな涼太くんがそう言って手を繋ぐ。

眠そうなときとお酒を飲んでいる時に見るぽわぽわした涼太くん。

「ごめんごめん。つい話盛り上がっちゃって。」


そんな私たちのやりとりを見て、隆也さんが声を出す。

「え、2人の時の涼太くんってこんな感じなの?ギャップの破壊力やば…。」


「わかる。あんなにクールなのにびっくりするよね。」

私が言うと、涼太くんはまだ寝ぼけているようで