ピンポーン―――


インターホンが鳴った。

それでもキスは止まることはなくて。するとまた、


ピンポーン―――


パッと離れた涼太くん。少しだけ不服そうに

「誰だよ…。」


そう呟いて、インターホンのモニターに向かった。

「え?」

服を少し整えながら、涼太くんを見る。


誰だったんだろう。

そう思った時には涼太くんは玄関まで走って行ってしまった。


玄関からは賑やかな声が聞こえている。

そして―――。