出会った彼は


話して少しスッキリした様子の有村くんは休憩スペースを出て、エレベーターに乗り込んだ。


2人はきっと、すぐに仲直りするだろうな。お互いを想い合っていて、だからこそぶつかる時もあるんだろうな。



そろそろ仕事に戻ろうと、席を立つ。


終業時刻になり、荷物をまとめて会社を出る。


歩いて駅まで向かっているとスマホが震える。


美沙:芽依、浩介と仲直りしたよ。ありがとう。

あの後話をしたのかな。すぐに仲直りできたようで一安心。


陽が落ちるのが早くなり、もう辺りは暗くなっていた。

私も家に帰ろうと思っていたけれど、美沙達がしていた喧嘩の内容を思い出す。


「あ、プレゼント…。」

すっかり忘れていたけれど、もうすぐクリスマスだ。

家に帰ろうと駅に向かっていたが、いつも乗る方向とは反対方向のホームに行きプレゼントを探しに行く。