「それってなにから逃げていたの?」

「それもわからないの。ただとても恐ろしいものだったと思う。脚がすくんでしまうくらい怖い感じがして」

「それで落ち込んでいたの?」

「うん。なんだか酷く気になって」

「大丈夫だって。昨日の夜、私も変な夢を見たもの」

「えっ?未来も?」

「うん。起きたら知らない女の人が部屋にいるの」

「ええっ!それって超怖いじゃない!」

「でも夢だから」

わざと笑って言った。


「でもやたらリアルでさ…… そういう夢ってたまにあるじゃない?だから気にしてたらしょうがないって」

言いながら真理を見た。