好きと気づきたくないのに、幼なじみは沼らせ男。



そう言って、私の髪の毛をクルクルして遊んでる。



「上手くいかない…」



「かみ?」



「…うん」



「じゃ、やってもいいですか?」



「えっ?!」



翔くんできるの?!
た、確かに器用だけど…!


ってなんでできるんだろうと思っちゃダメだったのに、思っちゃったよ、



「ダメ?」



そう言って、顔を横に向けながら私を見てくる姿は、すごくかっこいい、まるでドラマのワンシーン。