湊にいちゃんが腕に巻くタイプの乗り放題チケットを私の右腕につけてくれた。
そして乗り放題チケットと一緒に受け取ったパンフレットを湊にいちゃんは開いた。
「とりあえず、乗り物の数自体は少ないから、全部乗ろっか。亜結奈ちゃん、苦手なのある?」
「ないよ。湊にいちゃんは?」
「特にないかな……じゃあ、近いところから順番にまわろうか」
湊にいちゃんが私の手を握ってきた。なんかこれ、想像していた通りのデート。少女漫画とか、野いちごで読んだような。
手を繋がれるたびにドキドキする。そしてふと、手を繋ぐ以上のことも想像してしまう。漫画とかだとデートの後に……。湊にいちゃんは私とも、そんなこと考えていたりする?っていうか、なんとなく叶和くんには見られたくないかも。
そして乗り放題チケットと一緒に受け取ったパンフレットを湊にいちゃんは開いた。
「とりあえず、乗り物の数自体は少ないから、全部乗ろっか。亜結奈ちゃん、苦手なのある?」
「ないよ。湊にいちゃんは?」
「特にないかな……じゃあ、近いところから順番にまわろうか」
湊にいちゃんが私の手を握ってきた。なんかこれ、想像していた通りのデート。少女漫画とか、野いちごで読んだような。
手を繋がれるたびにドキドキする。そしてふと、手を繋ぐ以上のことも想像してしまう。漫画とかだとデートの後に……。湊にいちゃんは私とも、そんなこと考えていたりする?っていうか、なんとなく叶和くんには見られたくないかも。



