一途な後輩に、秘密に溺愛されてます。





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「……やっぱり、か」


「そうね、予想通り……いやそれ以上かも」



生徒会主導でちょこっとアンケート(匿名)を取った結果。


やっぱりお菓子を持ってきて渡したい!という人がほぼ全員。



「うーん、どうしようかな……」


「もういっそ静観しとく?」


「成沢先輩、そこは尊敬できませんよ!」


「柳瀬、言い過ぎだと思う……」


「うっ……ぐさっと来た…ふたりとも」




やっぱり日が近づくにつれて、元気がどんどん失われていく副会長。


どんな一年前を過ごしたのやら、あいにくこの生徒会の経験者は彼ひとり。



四人みんなでテーブルを囲んで首をひねり、頭をひねり。





「あっそうだ!もう期日前投票ならぬ、期日前戦争でどうですか?」


「柳瀬も俺も似たような感じじゃない?」


「えっ」