君に、振り向いてほしいから

僕は、君以外に人を好きになっていない。

僕には、君しかいないんだよ、瑠水。

最初で最後の、僕の恋人。

これから恋人をつくる予定はないし、つくるつもりもない。

自分を責めないでね。僕が決めたことだから。

瑠水……。僕はね、結婚して家庭を築くことだけが幸せだとは思わないんだ。

だから、現世は、恋人もつくらない。結婚もしない。

その代わりに、瑠花ちゃんと波を見守っていてほしい。

優しい君なら、言わずともそうしてくれているかな。

そして、来世でまた、君と会えたら……。きっと、君を幸せにする。約束だよ。

そのためには、天国にいるであろう君に、振り向いてもらえるように頑張らないとね。

瑠水……。他でもない、君に、振り向いてほしいから。