「こちらへ。」



執事をしている人間に案内されて俺は会議室に通された。



そこには既に長が座って待っていた。



すぐさま膝をついて頭を下げる。



「初めまして。
日本のヴァンパイアの雷翔です。」



もっと気の効いた挨拶はないのかと自分で思う。