「雷翔、お前が嫌われているかどうかなんて私達には関係ない。
奈緒ちゃんが好きならちゃんと考えろ。」



初めて父さんの厳しい言葉が飛んだ。



「わかった。
奈緒と相談する。」


「いつ?」



父さんは今日言えと要求している。



「今夜。」



父さんは頷いて立ち上がった。



「私達はちょっと休むよ。」



俺は黙って見送った。