そんなコト言ったら何されるかわかったもんじゃないから黙っておく。




「でも雷翔、早くしないとヴァレリアス一族が黙っていない。」



父さんは真剣な顔で俺をみた。



「わかってる。
でも、奈緒が俺を怖がるかもしれない。
それがすごく嫌なんだ。」



俺の顔がよっぽど悲惨だったのか、光が俺のフォローに回った。