ヴァンパイアのKiss

「行こ、奈緒ちゃん。」


「はい。」



パタンとドアを閉めて、客間からリビングに移動しながら私はエルザさんに質問してみた。



「エルザさんはウィーン出身なんですよね?」


「そうよ?」


「なんで日本語流暢に話せるんですか?」



エルザさんはフフッと笑って答えてくれた。



「私もヴァンパイアだからよ。
パートナーになった時、血を半分交換するでしょ?
それで、光の中にある日本語の知識も私に入ってきたワケ。」



えっ?!

そんなの聞いてない。