不思議そうに顔を上げた。


「どうせ捕まるし、卑怯な手を使って逃げようとはしないから。」


「わかった。」



言って、雷翔は立ち上がった。



「俺ももう寝るわ。」


「そう?
おやすみ。」



雷翔は手を上げて出ていった。