「雷翔。
出来た。」



私が雷翔を呼ぶと、奈要翔を揺らしていた手を止め、振り返った。



「食べよっか。」



眠ってしまった奈要翔を受け取り、ソファーに寝かせる。



雷翔の隣に座り、私も箸を取った。



「いただきます。」



このなんでもない日常が私には愛しいんだ。