ヴァンパイアのKiss

「寝る。」


「あ、うん。」



突然、パッと腕を離して雷翔は言った。



「おやすみ。」



言いながら向かったのは私のベッド。



「雷翔、それ私のベッド。」


「一緒に寝れば問題ない。」



それが問題なんですけど。



ハァーッとため息をついて私もベッドに向かった。



「仕方ないなぁ。」



雷翔の横に寝転がると、嬉しそうに笑った。