朝、窓から差し込む光で目が覚めた。



「起きたか。」



横から聞こえた声に顔を向けると、雷翔が私をジッと見ていた。



「おはよう。」


「今日からお前はヴァンパイアだ。」



雷翔は言って、私を撫でた。



そして、なぜか悲しそうな目をして、私に聞いた。



「本当によかったの?」