「おい奈緒!」



無視。



また後ろでエルザの笑い声が聞こえてくる。



ヴァンパイアに勝てると思うなよ!!



俺は奈緒を追って走り、胸に抱きかかえて俺の部屋に入った。



ドアを閉めてベッドに奈緒を降ろすといきなり蹴りが俺に向かってきた。



「うおっ?!」


「なにするのよ!」