「イヤだ。」


「奈緒ちゃんに嫌われてもいいのか?」



光がそっと俺に耳打ちした。



そっちのほうがイヤだ!



俺は立ち上がって奈緒に近づいた。



すると奈緒も立ち上がって、歩き出した。



俺と反対の方向に…。