「アンタがドアぶっ壊したからこうなったって言ってるじゃん!!!
話聞いてから勝手に怒れ!」



雷翔は男の人の胸ぐらを掴んだまま首をコクコク振った。



「アンタも誤解生むようなこと言わないで!」



目を丸くして、男の人も頷いた。



ハアッとため息をついてベッドから降り、半壊した入り口に向かう。