久しぶりに会って感じた。
この人なんだと。気づけば目で追っていた。
誰にでも優しく、 前向きで生きているから、
君は誰からも好かれた。
その優しさと前向きさに惹かれた私も
その数多くいる中の1人だった。
誰にでも分け隔てなく優しく出来る君が好きだった。
でも、いつからか、その優しさが辛かった。
仲の良い友達で良かった。
君の笑顔を見る度、君の心の奥深くを知る度に
好きになっていた。
距離が近づくにつれ、
君の色々な表情を見られるのが嬉しかった。
いつも、前向きな君が時折見せる心の底が心配だった。
それと、同時に私には心を開いてくれているのだと
嬉しくも感じた。
君を好きになれば、なるほど苦しさも感じた。
何も出来ない歯痒さ、苦しさ、嫉妬、自分への劣等感。
それらがいつしか、
自分を覆い尽くしてしまうのではないかと言う程に。
だから、距離を取った。
さよならは言わなくてもさよなら同然の別れだった。
と思っていたはずだった。
「俺、何かした?」
「何もしてないよ」
LINEの通知がきた。
きっと、何人もやり取りしている
うちの1人なんだろう。
皆んなと“仲良く”したい君。
君のたった一人になりたい私。
編みかけの毛糸を引っ張るとどんどん解けていくように私達は決して混じり合わないのだろうか。
この人なんだと。気づけば目で追っていた。
誰にでも優しく、 前向きで生きているから、
君は誰からも好かれた。
その優しさと前向きさに惹かれた私も
その数多くいる中の1人だった。
誰にでも分け隔てなく優しく出来る君が好きだった。
でも、いつからか、その優しさが辛かった。
仲の良い友達で良かった。
君の笑顔を見る度、君の心の奥深くを知る度に
好きになっていた。
距離が近づくにつれ、
君の色々な表情を見られるのが嬉しかった。
いつも、前向きな君が時折見せる心の底が心配だった。
それと、同時に私には心を開いてくれているのだと
嬉しくも感じた。
君を好きになれば、なるほど苦しさも感じた。
何も出来ない歯痒さ、苦しさ、嫉妬、自分への劣等感。
それらがいつしか、
自分を覆い尽くしてしまうのではないかと言う程に。
だから、距離を取った。
さよならは言わなくてもさよなら同然の別れだった。
と思っていたはずだった。
「俺、何かした?」
「何もしてないよ」
LINEの通知がきた。
きっと、何人もやり取りしている
うちの1人なんだろう。
皆んなと“仲良く”したい君。
君のたった一人になりたい私。
編みかけの毛糸を引っ張るとどんどん解けていくように私達は決して混じり合わないのだろうか。
