ryo「残念、先輩。今日がなんの日か、俺が知らないとでも?」


saori「ふぇ?なんの日?えっと、私が告白した日?」

ryo「え」

saori「え?」

この女は、今日がなんの日か知らないって、4月1日だぞ。

そんなことあるか?

ryo「俺を試してるんですよね?沙織先輩でも、流石に冗談が過ぎますよ」

saori「あ、わかった!亮くんと、私の付き合った記念日になるんだ!」

あーあ、だめだ。

先輩のこの天然は、誰が何を言おうと本物だ。

ryo「先輩、付き合ってられませんよ」


saori「ごめんなさいってこと?」


ryo「ちがう、そうじゃなくて、いや、そうなんですけど、そうじゃないっていうか」